梅雨明けの青空の下、ヒマワリと子どもたちの笑顔が輝いた
与論以外、降水量平年以下
ひまわり見頃〝黄色いじゅうたん〟
鹿児島地方気象台は29日、奄美地方が梅雨明けしたとみられると発表した。昨年より11日遅く、平年並み。奄美地方の向こう一週間の天気は、湿った空気の影響でにわか雨の降る所もあるが、太平洋高気圧の影響で晴れる日が多くなる見込み。
今年の奄美地方の梅雨の期間は5月13日~今月29日までの48日間。発表によると、奄美各地の梅雨期間の降水量は奄美市名瀬が413・5㍉(平年比155・7㍉減)、同市笠利町383・5㍉(同115・1㍉減)、喜界島366・5㍉(同43・8㍉減)、瀬戸内町古仁屋441㍉(同42・3㍉減)、天城町354㍉(87・9㍉減)、伊仙町360㍉(58・9㍉減)、沖永良部島377㍉(11・7㍉減)、与論島678㍉(同319・7㍉増)。
与論島を除く各地で平年と比べ降水量が少なかった。与論島では今月12日から14日の3日間で合計366㍉のまとまった降雨があった影響で平年より300㍉以上多い降水量となった。
29日の奄美地方はほとんどの地域で午前中から晴れ。気温も30度を超え、「真夏日」を観測した。龍郷町瀬留では、夏の風物詩・ヒマワリが見頃を迎えている。このヒマワリは今年4月、瀬留自然環境保全会(恵島廣光会長)の活動の一環として植えられたもので、約2600平方㍍の敷地内を鮮やかに彩っている。同日は龍瀬小学校の児童が訪れ、一面〝黄色いじゅうたん〟の中で眩しい笑顔を光らせた。
奄美地方の梅雨明けを受け、名瀬測候所は、今後暑い日が続くとして、熱中症などへの注意を呼び掛けている。