スモモ加工品づくりスタート

スモモの1次加工を終えて、果実の天日干しが始められた。

「ビタミンDが豊富」
大和村まほろば館で天日干し

 まほろば大和生活環境グループ(泉美保子代表、8人)は1日、同村大棚の「大和まほろば館」でスモモ加工品づくりを開始した。この日は梅雨明けの好天の下、一次加工した果実のセミ・ドライフルーツ作りに取り組んだ。泉代表は「天日干しするので、ビタミンDが豊富。来週頭には店頭に並ぶので、ぜひ食べてほしい」と呼び掛けている。

 スモモの生産地大和村で、同グループは例年加工品づくりを実施。今年も農協などから約2㌧のスモモを仕入れ、加工品用にザラメで煮こみ果実とシロップ、煮崩れしたものをジャムの原料などに一次加工し仕分けた。

 果実は、主にセミ・ドライフルーツに加工。シロップは、ソフトクリームなどに用いられる。

 この日は、果実約160㌔のスモモ(L~3Lサイズ)を一斉に並べて日干し。残りの果実は大型冷凍庫で、次回の加工品の原料として保存した。

 セミ・ドライフルーツづくりには7~9月の強い日差しが必要とされ、日中に干したスモモを夜間は冷蔵庫で保冷。晴天の2日間(乾燥の具合で延長)に、天日干し作業が行われ完成する。

 梅雨明けした奄美だがにわか雨が降りだすと、グループメンバーは屋根の下にスモモを即座に移動。泉代表はセミ・ドライフルーツの安定供給を課題とし、「天気予報の週間予報で、2日間好天が続く日を選んで作業している」と語った。