「西郷どん」顔抜きパネル

設置された顔抜きパネルとデザインを担当した加藤さん(写真右)

龍郷町りゅうがく館に登場
子ども達に愛されるデザイン

 龍郷町は28日、同町の生涯学習センター「りゅうがく館」に、同町と縁の深い西郷隆盛をPRするための顔抜きパネルを設置した。同パネルは、西郷、愛加那、西郷が愛したという犬の顔部分がくりぬかれており、穴から顔を出して記念撮影ができる。

 町担当者によると、パネル設置は来年放送される大河ドラマ「西郷どん」のPRを町から発信してくことが目的。観光で同町を訪れる人のほか、地元住民にも西郷と同町のつながりを知ってもらい、愛してもらいたいという思いがある。子どもたちに西郷を身近に感じてもらえるように、高さは130㌢とやや低めになっている。

 デザインは同町教育委員会臨時職員の加藤美保さん(38)。約2週間かけてコミカルで愛らしい西郷と愛加那、犬を描いた。加藤さんは以前から町のポスターのデザインなどを手掛けており、その活躍を知っていた町担当者から依頼を受けたという。

 加藤さんは「子どもたちに愛してもらえるように、気を付けてデザインした。愛加那の着物には大島紬の龍郷柄を、西郷の着物には赤尾木=ほーげ=西郷柄をデザインした。西郷が愛犬家だったということで犬もいれた」と語った。