六調や会場参加のフラで盛況

会場からも飛び入り参加して盛り上がった六調

「シマジマだより」喜界・与論からの出演 奄美パーク

 県奄美パークは20日、奄美市笠利町節田の同パークで「奄美パーク夏祭り~シマジマ(喜界島・与論島)だより~」を開いた。会場には約240人が訪れ、出場者5組による八月踊りや新民謡、島唄にフラダンスの発表を楽しんだ。

 同イベントは、毎年奄美群島の島別で個人や団体が舞台で演目を披露。今回は、喜界島と与論島からの出演となった。

 イベントは喜界島の出演者からスタートし、喜界島の荒木民俗芸能保存会は八月踊りを踊りながら登場。またいろんな作業をする時に歌われるイトゥを、舞台の上の小道具(農具など)を用いてコミカルに演じ歌われると会場の出身者などが盛り上がりを見せた。

 同じ喜界島の遠藤浩文さんと飛鳥さんの夫婦は、ピアノとオカリナやトロンボーンを演奏しながら発表。喜界島が歌詞に登場する「本茶峠」などが歌われた。

 島唄の指導者安田宝英さんの安田民謡教室からは4人(中学2高校1大学1)が出演。島唄3曲の後に高校生と大学生の演奏で、来場者や他の出演者など参加して舞台前で六調が踊られた。

 続いて与論島の各組が発表。フラのグループHo’ opono yunnu Alohaや森真奈美さんが出演。歌手の中孝介さんのヒット曲「花」の一部の振り付けを、観客に教えて一緒に手踊りをするコーナーもあり会場一帯がフラのリズムで包まれた。

 曲の合間に、観光客などに向けた与論島の紹介ムービーなども上映。出演者から、11月に与論島で2回目となるフラフェスタが開催決定になったことが報告された。