漁解禁で、名瀬漁協に水揚げされたイセエビ
名瀬漁協 水揚げ昨年より増加
イセエビ漁が21日から解禁された。奄美市の名瀬漁協(南信一郎組合長)では同日早朝、水揚げされたイセエビの初セリがあった。威勢の良い声がかかると次々に競り落とされ、1㌔当たり約4千円の高値がつき、場内を活気づかせた。
解禁初日のこの日はアカエビ(カノコイセエビ)約47㌔、アオエビ(シマイセエビ)約140㌔が入荷。網からトロ箱に移し市場内に並べられると、買い付ける関係者らが周囲に集まった。
同漁協によると、8月上旬の台風接近以後、不漁日はなかったとして、エビの水揚げは例年より数倍(前年初日40㌔弱)となった。
市内の販売店関係者は「旧盆(9月3~5日)商戦向けに品数を確保したい。相場は例年通りでは」と話した。
解禁期間は来年4月末まで。採捕を禁止する個体の体長は、名瀬漁協は13㌢以下と定めている。