今年で12回目。来年の再会も誓い熱唱する、我那覇美奈さん
山ゆり会の八月踊りで夢の島も奄美の夏に! 来館者たちも笑顔で踊りだした
西平酒造が用意した「加那」と「珊瑚」をPRする東京奄美会青年部と西平せれなさん
独特のサウンドで聴く人を魅了する西平せれなさん
【東京】江東区夢の島公園にある「夢の島熱帯植物館」で26日、奄美出身のシンガーソングライター・我那覇美奈さんによる「我那覇美奈スペシャルステージ」が開催された。杜氏(とうじ)でシンガーソングライターの西平せれなさんと、山ゆり会のメンバーがゲストに登場。黒糖焼酎も無料で振る舞われ、来館者たちは、〝島風〟を存分に堪能していた。
ライブが行われたのは、植物館前にある洋風の心地よい芝生広場。アマミブルーを思わせるファッションに、ハイビスカスの髪飾りでさっそうと現れた我那覇さんは、「思いっきり楽しみましょうね」。そう話し掛け、西平さんと「行きゅんにゃ加那の黒糖焼酎バージョン」を共演。ほか「With A With」などを夕闇に歌い上げた。
また、西平さんは、「きょうは私が造った黒糖焼酎で、べろんべろんになってください」とあいさつ。4月に発売したファーストアルバム「メッセオアマッサ」からの曲を、振り付けを交えて熱唱。独特な世界観に観客をいざなっていた。
締めくくりは「八月踊り」。この日、島から駆け付けた4人(勝六津江さん、吉美智子さん、朝木綿子さん、森山ユリ子さん)と、東京山ゆり会の10人が躍動した。チヂンのリズムが心地よく刻まれる中、観覧者たちも次々に参加しヒートアップ。唄と踊りと黒糖焼酎に酔いしれ、「奄美の夏が東京で再現されたようだ」と、夢心地の表情があちこちに見られた。
スペシャルライブは、今回で12回目。我那覇さんは、「当日朝まで雷模様だったのに、夕日まで出て風も気持ち良くて最高の〝奄美祭り〟となりましたね。『また、来年も』とみんなで熱く語り合いましたので、ぜひぜひお楽しみに。本当にありがとうございました」と振り返っていた。