「第8回奄美島うたのど自慢大会」

優勝 奄美島うたの部、小幡美紀さん 奄美歌謡・新民謡の部、林 法義さん

 

熱い「島うたの祭典」盛大に

 

 【東京】「関東奄美夏まつり・第8回奄美島うたのど自慢大会」(主催=東京奄美文化交流協会・奄美島うたのど自慢実行委員会)が8月27日、目黒区の目黒区民センターで満員の観客を集め盛大に開催された。「奄美島うたの部」には24組がエントリー、笠利3世の小幡美紀さんが伸びやかな声で「請けくま慢女節」を熱唱し優勝。また12組が競った「奄美歌謡・新民謡の部」では、「大島エレジー」で会場を大爆笑の渦に巻き込んだ林法義さんが優勝した。ゲストとして牧岡奈美さん、徳永ゆうきさん、福山幸司さんが華麗なステージで出演者に花を添えた。また、奄美各地区の言葉を話す「島ゆむぃた」のコーナーなども設けられた。数時間にわたった熱い「島うたの祭典」の模様を写真特集で振り返る。

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「請けくま慢女節」は、相方の池田麗奈さんが第2回島唄の部で優勝した時の曲だけに、「麗奈ちゃんと同じ曲で優勝できたのは何倍もうれしいです。3世で島グチも分からないけれど、高校2年から唄い続けてきて本当に良かった」(お囃子の池田さんと熱唱する小幡さん)

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「着付けをしてくれた母や応援してくれたおばあちゃんに感謝です」。司会・田中美穂さんのインタビューに満面の笑顔で応える小幡美記さん

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「もしかして何かもらえるのかなと思っていましたが、グランプリとは驚きました」。この大会で出場経験もあり、FMのパーソナリティーとしても活躍する林法義さん(中央)だけに、「緊張感なく舞台に上がったけど、ドッカンドッカンの爆笑に鳥肌が立ってしまいました」と振り返った。沖縄に間違われがちな奄美を題材にした曲を作ったタナカアツシさん(右端)は、「コミックソングではなく、メッセージソングです。あっという間にできたんですよ」

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会場を抱腹絶倒にしたメンバーたち。左から川村寛之さん、池畑郁人さん、林法義さん、タナカアツシさん。川村さん、池畑さんはほとんどぶっつけで臨んだという

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奄美島うたの部」準優勝の田中真由美さん(住用2世)。お囃子は渡辺秀美さん。同3位は勇みつえさん(与論)

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「奄美島うたの部」審査員賞は、朝木綿子さん(笠利)。三味線は折原誠司さん、お囃子は吉美智子さん

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「奄美島うたの部」特別賞は、佐藤隆幸さん(名瀬)。「80歳最後のチャンスと思い応募。孫や娘夫婦に会う目的も果たしたという」

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「奄美歌謡・新民謡の部」3位は、重信洋子さん(沖永良部)「島のブルース」でわかせた

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「奄美歌謡・新民謡の部」審査員賞は、吉河愛子さん(喜界)「スラヨイ黒糖」で盛り上げた

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「函館慕情」「津軽の風」などを熱唱する徳永ゆうきさん。鉄道の車掌の物まねで会場を自分の世界に

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熱心なファンからの花束を照れながら受け取る徳永ゆうきさん

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徳永ゆうきさんと牧岡奈美さんは、照れながらも息の合ったデュエットも

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第19回奄美民謡大賞受賞などに輝く福山幸司さんは、本場大島紬(染色部門)に40年間携わっている。お囃子は第4回島唄の部の優勝者・徳原大和さん

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「嘉徳なべかな節」などを熱唱する牧岡奈美さんは「はげ~!島の言葉が抜けない」と笑顔。9月23日にはCDも発売される。お囃子は第5回島唄の部優勝者・瀬戸美喜さん

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奄美歌謡・新民謡の部」準優勝の林敏雄さん(瀬戸内)は、オリジナル曲「帰郷」を披露した