第47回和泊町園芸振興会総会の様子＝和泊町＝
【沖永良部】第47回和泊町園芸振興会総会が23日、同町長浜館であった。２０１６年度実績は当初販売計画９億３４００万円を大きく上回る11億１３００万円を達成。今年度は野菜取扱高４８６７㌧、販売高10億２７００万円を目指す。
会には、農家や関係者ら１２０人ほどが参加。協議では、16年度事業経過報告及び収支決算書と、17年度生産販売並びに事業計画案・収支計画書案の２議案を承認した。
事務局が16年度事業経過を報告。バレイショについては、計画数量３７００㌧・販売高７億７１００万円を大きく上回り、実績数量４４８３㌧・販売高９億６３３６万４千円となった。要因として「天候に恵まれて豊作となり１割程度の計画上方修正が必要となった。販売面では全国的な品不足の中、販売単価が高値で推移した」などと述べた。
サトイモは、計画数量３００㌧・販売高１億１４００万円に対し、実績が数量２３７㌧・販売高１億５７８万７千円。生産状況について「４月からの早期堀取りを推奨し高品質のサトイモを生産することができた。また、今年より待望の疫病治療薬『アミスター20フロアブル』が登録されたことで昨年のような疫病の蔓延はなかった」とした。
17年度販売目標は、バレイショが取扱高４５００㌧・販売高８億４６００万円。サトイモが取扱高３００㌧・販売高１億３７００万円。ニンニク取扱高31㌧・販売高２４００万㌧となっている。
総会では、各種表彰も行われた。被表彰者は次の通り。（敬称略）
【販売部門表彰】
▽野菜共販部門最優秀賞＝園芸振興会古里支部
▽バレイショ共販金額10億円突破記念特別表彰
法人部門最優秀賞＝（有）ヤマシ農産
個人部門最優秀賞＝和田正仁
【和泊町園芸振興会「功労者表彰」】伊村繁（玉城字）