奄美市名瀬地域包括 ガイドブック作成

進路選択に活用期待

 

 奄美市名瀬地域包括支援センターはこのほど、『2017年度中高生向け進路ガイダンス』ガイドブックを作成した。=写真=同ガイダンスの参加者などに手渡され、残部は市教育委員会を通して市内の中学校や高校に配布して活用される。

 同ガイドブックは、住み慣れた地域で暮らし続ける「地域包括ケア」の実現のために、中高生を対象に地域を支えていくのに必要な仕事を紹介するもの。同ガイドブックは、A4判で全73ページ。前半部は医療や福祉関係などの専門職23職種のインタビュー取材を掲載し、後半は26職種の進路選択の資料を収録している。

 インタビュー取材のページは、見開き2ページで構成。仕事風景の写真や、専門職に就いた理由、良かったこと大変なこと、どんな人が向いているかなどのQ&Aで分かりやすく紹介されている。

 同センターはガイドブックを、昨年より部数を増やして600部作成。9日、奄美文化センターで行われたガイダンス参加者などに250部を配り、残部は市教育委員会から市内の全中学校・高校に配布予定。センターは、「学校で生徒たちが進路を考える上で、有意義なものとして活用を期待している」とした。