八つの蔵元出展

勢ぞろいした蔵元の関係者たち。左から弥生焼酎醸造所・川崎洋之さん、奄美大島開運酒造・泊浩伸さん、喜界島酒造・上園田慶太さん、町田酒造・小松かほりさん、沖永良部酒造(徳田酒造)・山崎実道さん、奄美大島にしかわ酒造・富沢洋靖さん(肩書き略)

来場者に呼びかけ
黒糖焼酎はいかがですか、と来場者に呼び掛けるスタッフたち

魅力に興味
黒糖焼酎の魅力に興味を示し、足を止める来場者たち

黒糖焼酎の魅力アピール

 

「九州観光・物産フェアⅰn代々木」

 

「すっきりして飲みやすい」

 

 【東京】「九州観光・物産フェアin代々木2017」が7日から9日まで、渋谷区の代々木公園イベント広場で開催された。九州各県から、うまいもんが大集合したなかで、奄美群島からは黒糖焼酎が登場。八つの蔵元が代表的な銘柄をラインナップして、黒糖焼酎の魅力をアピール。訪れた多くの人たちの関心が寄せられていた。

 期間中に20万人以上が訪れた九州の食、文化、自然、観光などをPRするためのイベントは11回目。奄美ブルーに鮮やかな白で「奄美だけの美酒・奄美黒糖焼酎」。そんな幟が風にはためく代々木公園に、奄美大島開運酒造、奄美大島にしかわ酒造、奄美酒類、奄美伝承蔵渡酒造、沖永良部酒造(徳田酒造)、喜界島酒造、町田酒造、弥生焼酎醸造所から精鋭らが集結、黒糖焼酎の魅力を広めようとタッグを組む形での出展となった。

 今度で4回目の参加。それぞれ自慢のブランドを引っ提げて、来場者を笑顔で出迎えた。「奄美だけの味を、この機会にいかがですか」との呼び掛けに、多くの人たちが興味を示していた。また、瓶の横には、ロック、水割り、風味豊かなお湯割りなどのほか「肉料理にも合いますよ」などの説明も添えられていた。

 初めて黒糖焼酎を味わったという女性は、「名前を聞くと甘いイメージがありましたが、すっきりしていて飲みやすいですね」と笑顔。1杯200円の破格値で提供された、島の味を堪能していた。

 喜界島酒造の上園田慶太さんは「大河ドラマ西郷(せご)どんの放映などでいい風が吹きそうな今、島も黒糖焼酎もメジャーになれればいいですね」と語った。企画の中心となった弥生焼酎醸造所の川崎洋之さんは「どこの居酒屋でも飲めるように、黒糖焼酎がもっともっと認知されるように頑張っていきたいですね」と意欲を燃やし「奄美群島だけの黒糖焼酎はいかがですか」とスタッフとともに、さらに声を張り上げていた。