お気に入りのどんぶりを買い求める住民ら=和泊町=
島のどんぶりナンバー1に選ばれ表彰状を受け取る、食事処ささがわの栄純一さん=和泊町=
【沖永良部】西郷南洲どんDONグランプリ(和泊町「西郷どん」プロモーション実行委員会)が23日、同町の和泊中学校校庭中庭であった。島内の飲食店が考えた最高のどんぶりが勢ぞろい。住民による投票の結果、お食事処ささがわの「島の恵みの海鮮丼(ユッケ風)」が島のどんぶりナンバー1に選ばれた。
明治維新150周年のカウントダウンイベントとして開催。参加した島内の飲食店10店舗が、島の食材を生かした「西郷七光海鮮丼」「豚のナンコツ丼」「海鮮出汁茶漬け」などのどんぶりを提案した。
1店舗50食、10店舗合計で500食分を準備し、来場者は入場券1枚(1000円)につき2店舗のどんぶりが楽しめる仕組み。
会場には、イベント開始時刻の30分以上前から多くの住民が詰め掛けた。開会の合図とともに、各ブースに行列ができ、約20分後には完売する店舗もあった。食後、来場者は気に入った店舗の名前を紙に記入し投票した。
外山優真さん(12)は「家族で3種類のどんぶりを食べ比べた。お茶漬けは、風味があっておいしかった」。東トミ子さん(79)は「豚のナンコツ丼を食べた。肉が柔らかくておいしい」。土持隆子さん(57)は「イベントのポスターを見て面白そうだと思ってチケットを買った。全部は食べられないと思ったけど完食した」と笑顔で語った。
優勝したお食事処ささがわの栄純一さん(44)は「本当にうれしい。下積み時代に食べた料理が美味しかったのを思い出し、それをアレンジした。隣の店舗からいい匂いがしていたので、どうなるか不安だったが、スタッフが頑張ってくれたおかげで一番になれた」と喜んだ。
結果は次の通り。
①ささがわ「島の恵みの海鮮丼(ユッケ風)」②創作島料理とうぐら「ナスと豚肉のくわ焼き丼」、cafe Buera「炙りハヤシライス丼(えらぶ牛使用)」