古仁屋高校で文化祭

様々なステージ発表、展示で観客を楽しませた古仁屋高校文化祭

練習・準備の成果発揮 多彩展示やステージ発表

悪天候でも大勢の観客

瀬戸内町の古仁屋高校(大山良一校長、生徒数126人)は28日、同校で第63回文化祭を開いた。台風22号の接近に伴い、一部プログラムが変更となったが、生徒たちは多彩な展示やステージ発表で訪れた多くの人を楽しませた。

今年の文化祭のテーマは「翔~わーきゃの手でつかむ古高の未来!!~」。それぞれのクラス、部活動、有志で恒例の文化祭を盛り上げるべく進めてきた練習・準備の成果をステージ発表や展示で発揮した。

3年生の地理歴史公民選択の生徒らは同町古仁屋に残る近代の遺跡を紹介。要塞都市として機能した戦前の写真と、同じ場所の現在の写真を比較展示するなど、実感がわきやすいように工夫がなされていた。また養護老人ホームなどで行った戦時中や戦後の生活の聞き取り調査を動画にまとめたものの放映などもあった。

ステージ発表では吹奏楽、手話唄、空手の演舞など多岐にわたるプログラムが行われた。3年1組は人気アニメ映画をモチーフにした演劇を披露。教師や会場も巻き込み、コントを交えた演技で観客の笑いを誘った。同クラスをまとめあげた栄慎之助君(18)は「2週間前から毎日練習を重ねてきた。楽しかったし、最後の文化祭も良い思い出になった」と語った。