2年連続で伝承芸能部門の最優秀賞に輝いた沖永良部高エイサー部
「奄美の音色(おと)」を披露する奄美高郷土芸能部
「北大島」を演舞する大島北高和太鼓部
日置市で郷土芸能発表大会
事務局校としても活躍
【鹿児島】第12回県高校文化連盟「郷土芸能部発表大会」が13日、日置市の伊集院文化会館であった。奄美からは伝承芸能部門に沖永良部高エイサー部と奄美高郷土芸能部、和太鼓部門に大島北高の和太鼓部が出場。伝承芸能部門では沖永良部高が2年連続で最優秀賞に輝いた。
高校生の郷土芸能に関する活動を支援し、互いの交流を深め、郷土芸能の普及振興を図る目的で毎年開催されており、今年は伝承芸能部門に2校、和太鼓部門に7校が出場した。
沖永良部高は「みへでぃろ(ありがとう)~島人の宝」と題したエイサー踊りを演舞。踊りの導入部で、島唄に合わせて、水辺で洗濯をしたり、子どもたちが遊んだりしていた島の伝統的な生活習慣を再現した。ストーリー性を持たせたステージ表現が評価された。部長の田原海奈さんは「緊張したけれど、自分たちの踊りを出せた」と感想を話した。
今回は同校が事務局校ということで、全体の司会進行、発表終了後の生徒交流会の企画なども担当した。交流会では各校の代表者とエイサーを踊ったり、枕崎高乙女太鼓同好会とコラボしてポップス曲を演奏するなど、会場を盛り上げた。「コラボは難しかったけど、迫力があった」(田原さん)。
和太鼓部門は鹿屋農高の和太鼓部が最優秀賞だった。両部門の最優秀賞校は来年8月の全国総合文化祭(長野)に県代表で出場する。田原さんは「もっと良い演舞ができるよう練習したい」と抱負を話していた。