伝統行事で披露される踊りなどをアレンジした華やかな舞踊で観客の喝采を浴びた伊是名の会
観光大使委嘱状交付も
伝統芸能モチーフの舞台
舞踊集団「伊是名の会」の奄美公演「琉美創舞」が18日、奄美市名瀬の奄美文化センターであった。またこの日、同会が奄美観光大使に委嘱され、会長の原口このみさんが、奄美大島観光協会(谷芳成会長)から委嘱状を受け取った。
伊是名の会は奄美と沖縄の民俗芸能の伝承・普及・発展に取り組む舞踊集団。1988年の結成以来、東京を中心に国内外で公演活動を行っている。奄美での公演は2011年1月以来となった。
奄美の自然と文化をモチーフにした第1部は、奄美大島の美しい森林やマングローブの映像から始まり、シマ唄「朝花節」に続く。その後は「与論十五夜踊り」や「諸鈍シバヤ」などの伝統芸能を現代風で華やかにアレンジした舞踊がテンポよく披露され、観客の目線を釘付けにした。
幕間に行われた奄美観光大使委嘱式では、谷会長が原口さんに委嘱状を手渡し、「舞踊を拝見させていただいたが、美しく楽しく演出されていた」とあいさつした。観光大使委嘱にあたり原口さんは「今後も舞踊という活動を通して国内外で奄美ファンを増やし、奄美の魅力的な舞踊文化を多くの人に紹介したい」とコメントしている。
その後行われた第2部ではオリジナルソングや南国のテイストを生かした美しい舞踊を披露し、会場を魅了した。