第2回沖永良部 警察署協

管内の治安情勢や「ひやりハット事例」に関するアンケート調査の結果などを報告した沖永良部警察署協議会=和泊町=

交通事故 遭いそうになった「57・7%」

 

「ひやりハット事例」でアンケート

 

 【沖永良部】2017年度第2回沖永良部警察署協議会(田代吉信会長)が29日、同署会議室であった。会では、交通事故防止対策として同署が独自に行った「ひやりハット事例」に関するアンケート調査の結果を報告。「交通事故に遭いそうになった(危ないと思った)」と答えた人は、回答者総数142人のうち57・7%(82人)に上った。

 同協議会委員4人と同署職員10人が出席。管内の治安情勢について奥平三孝署長が報告した。10月末現在、刑法犯認知件数は34件(和泊町15件、知名町15件、与論町4件)、交通人身事故の発生件数は31件(和泊町11人、知名町12人、与論町8人)で傷者は31人となっている。

 交通事故に至らなかった「ひやりハット事例」についてのアンケート調査は、前回協議会で委員が提言した事項。同署や与論幹部派出所で免許更新講習を受講した住民142人を対象に行った。

 アンケートの質問で「交通事故に遭いそうになったことがある」と答えた人は82人(沖永良部67人、与論15人)、「ない」と答えたのは60人(沖永良部42人、与論18人)だった。また、意見要望として「一時停止規制をしてほしい」(17人)、「自転車の指導取締りをしてほしい」(3人)、「子どもの安全教育の徹底」(3人)、「ロードミラーを設置してほしい」(29人)などが出た。

 最後に、天皇皇后両陛下訪問時(今月16~18日)の警備体制などの様子を写真で紹介した。