徳之島町母間・恒例「なんでも市」

鮮魚ブースの「母間ガツオ」や「シビ」は今年も人気の的。徳之島町母間校区振興会恒例「年末なんでも市」=24日、母間新港

「母間ガツオ」も人気

 

老若男女の住民持ち寄る

 

 【徳之島】徳之島町母間校区振興会(赤崎冨千郎会長)恒例の「年末なんでも市」が24日、母間新港広場であった。老若男女の住民たちが持ち寄った農林水産物や加工品、日用雑貨のフリーマーケットなどの約20のテントブースが出店。餅つき試食会のアトラクションも交え家族連れなど楽しませた。

 キャッチフレーズは「売てぃたぼり、買(こ)~てぃたぼり(売ってください・買ってください)」。母間校区振興会(池間・反川・大当・花時名4集落)の産業経済部会(為島良一部会長)が、少量少品目からの地産地消と交流による地域活性化―を目的に今年で15回目の開催。

 午前中は強い雨で出足に水を差されたが、天候回復とともにクリスマスや正月用品を求める家族連れなどが訪れた。門松用の松竹やカボチャなど野菜類、ポンカンやキンカンなど果物、草花や野菜苗、黒糖の製造実演販売、一番人気の鮮魚ブースではローカルブランドの「母間ガツオ」(スマガツオ)の直売も。つき立ての餅は女性連たちがきなこ餅にして振る舞った。

 母間校区振興会の赤崎会長(77)は「校区住民が心を一つにイベントを開催して交流することは地域の活性化につながる。4集落の区長や産業経済部会長を中心に、各グループで特色を出しながら手作り菓子や郷土料理なども提供。高齢者たちの励みにもなっているようです」とにっこり。