楽しく踊った天城中の7人のダイナミックなダンス=マイナビBLITZ赤坂で
結果発表を待つ「ニジリンゴ」の恒村さんたち
【東京】第5回全国小・中学校リズムダンスふれあいコンクールの規定曲部門が27日、マイナビBLITZ赤坂で開かれ、鹿児島県代表として出場した徳之島・天城中学校のダンスユニット「ニジリンゴ」の7人も出場して規定曲の「Go My Way!」を披露。惜しくも入賞は逃したものの舞台を所狭しと躍動したそのダイナミックでスケールの大きな踊りにアニメーション監督の西澤昭男さんは、「舞台の使い方が素晴らしい」と絶賛。振り付けを担当したリーダーの恒村美優さん(15)は「ここに来て楽しく踊れたし、やりきった」とさわやかな笑顔で語った。
同コンクールは、文部科学省の学習指導要領で必須となったダンスの単元の「現代的なリズムのダンス」を学級単位で発表するもので、規定曲部門には全国から県大会で優勝した22チームが出場。レベルの高いダンスが繰り広げられた。
「ニジリンゴ」は14番目に出場。最少人数で臨んだ恒村さんたちは、島で見るきらきらした虹を見て欲しい思いをダンスに組み、舞台を7人とは思えないような展開でダンス。練習のときには手をつなぐところができなかったり苦労したが、初出場の舞台ではすべてを出し切れたようで、最後のあいさつでは元気よく声をあわせて「おぼらだれん」と方言で頭を下げた。恒村さんは「結果にこだわらず楽しもうと思ったので、緊張せずにやりきった」と納得した表情だった。
総評にたった丹羽秀樹文科省副大臣は「ここにいるみんなが優勝です。胸を張って両親や先生に伝えて。素晴らしい感動をありがとう。明日からも頑張って」とエールを送った。
優勝は長崎県の平戸市立大島中学校「Team大島18」。2位・福岡市立梅林中学校「#CRAZYGIRL,S」。3位・寝屋川市立友呂岐中学校。26日に行われた中学校の自由曲部門では、霧島市国分南中学校が3位に入賞した。