合同年始式があり、世界自然遺産登録など18年を奄美群島飛躍の年と位置付け、更なる連携を誓い合った
新年元旦、奄美市恒例の合同年始式が同市の宴集会施設であった。地元選出県議や市議、企業の役員、市幹部職員など150人が出席。今年夏頃を目指す奄美・琉球世界自然遺産登録など追い風への期待、2018年度末に期限切れを迎える奄振法の延長なども見据え、18年を重要な飛躍の年と位置付け、更なる群島発展に向けた連携を誓い合った。
年頭のあいさつに立った朝山毅奄美市長は
「春の陽光がさんさんと降り注ぐ、今年1年を占うような穏やかな新春を迎え、みなさんとともに喜びたい。今年夏ごろには世界自然遺産が誕生するだろうと郡民等しく感じている。また、18年度末には奄振法が期限となり、延長、内容の拡充について勝ち取っていく重要な1年になるだろう。本市、群島にとって大きな節目の年、職員、12市町村一丸となって、更なる努力をしていきたい」などと抱負を語った。
続いて、来賓を代表し地元選出の県議会議員2人からあいさつがあり、永井章義県議が「暮れに奄振予算の内示。ほぼ満額を確保、交付金について補正合わせ27憶7千万を確保できた。各市町村が地域資源などを活用し、幅広く事業に取り組めるチャレンジ枠が新たに設けられた。どれだけの事業メニューが打ち込めるかを試される1年になる」。
向井俊夫県議は「本年から向こう4・5年が、これからの奄美経済界を左右する最大のチャンスだと考えられる。おがみ山バイパス事業早期実現、自然遺産登録後もビジターセンターや環境保全施設の整備などの事業化を勝ち取らなければいけない」などと話し、重要な年に位置づける18年を迎え、改めて一体となった取り組みを呼び掛けた。
最後は、公益社団法人奄美大島青年会議所(JC)の徳田太一新理事長の音頭のもと、万歳三唱で1年の飛躍を誓い合った。