女子プロボクサーの吉田選手

今井力夫町長(左)を表敬訪問した吉田実代選手(右)=知名町=

父親の出身地 知名町の今井町長を表敬訪問

 

日本女子バンタム級初代チャンピオン

 

 【沖永良部】日本女子バンタム級初代チャンピオンの吉田実代選手(29=EBISU K`s BOX)が2日、知名町の今井力夫町長を表敬訪問した。今年3月予定の初防衛戦に向けて吉田選手は「多くの人に支えられてベルトを取ることが出来たので、絶対に負けられない。このベルトを防衛し、さらに上のステージとなる世界を狙っていきたい」と語った。

 日本女子バンタム級は、昨年、日本ボクシングコミッション(JBC)が創設した階級。父親が知名町出身の吉田選手は、昨年10月6日にあったタイトル戦に勝利して初代王者となった。

 この日は、2歳9カ月になる長女の実衣菜ちゃんと沖永良部に来島。同町在住で祖母の渡辺昭美さん(86)とともに役場町長室を訪れた。

 プロボクサーを目指したきっかけやタイトル戦の感想などを聞いた今井町長は「しっかりと準備をして防衛戦に臨んでほしい。吉田選手が世界に羽ばたけば、町民の励みになるし、島のPRにもつながる」と激励。祖母の昭美さんは「料理や子育てを自分でやっていて感心。ずっと応援していたし、タイトル戦にも行った。私に夢を見させてくれる」と話した。

 白色のチャンピオンベルトを披露した吉田選手は「沖永良部は第2の故郷。チャンピオンとしてもっと有名になり、島のために役立ちたい」と語った。