劇を披露した沖永良部高校の生徒ら=和泊町=
エコ活動について発表する住吉小学校の児童ら=和泊町=
和泊町谷山 500人以上集まる
児童によるエコ活動発表
【沖永良部】「あしきぶふぇすた」(あしきぶふぇすた友の会主催)が13日、和泊町谷山字のあしきぶ公園であった。和泊、知名両町から親子連れら500人以上が詰めかけ、食事をしながら劇や吹奏楽の演奏を楽しんだ。
イベントは、エコ活動の啓発や集落の活性化を目的に開催。今年で3回目となる。会場にはゴミ箱を設置せず、ゴミの持ち帰りや買い物袋の持参などがルールになっている。
オープニングトークの後、沖永良部高校の生徒がピーターパンを題材にした劇を披露。公園には、地元の飲食店やフリーマーケット、手作り雑貨店が並び、子ども達は、フラワーアレンジや野球ボールを的に当てるストラックアウトなどの体験コーナーなどで楽しんだ。
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特設ステージでは、知名町立住吉小学校の児童5人がエコ活動について発表した。
昨年12月から活動を始めた子ども達は、知名町在住で東北大学名誉教授の石田秀輝さんにインタビューをしたり、島の中にどのようなエコがあるか探る「エコ散歩」を行ったりして、エコについて考えた。
子ども達は「エコの活動は『楽しんですることが大切』だと教えてもらい、エコのイメージが変わった」「活動をまとめていると、いろいろなエコキャラを思いついた」「エコ活動隊として、海のゴミ拾いや花を植えることなどに取り組んでいきたい」と感想を述べた。
発表メンバーで同小5年の細川瑚夏さん(11)は「楽しく活動できた。自分の身近なところにエコがあると分かった。見つけたエコを多くの人に教えたい」と話した。