「奄振法延長実現させる年」

国会に和装して登院した県選出国会議員(金子万寿夫国会事務所提供、金子議員は左、左から2番目は鹿県選出の宇都隆史参院議員)

通常国会開会

 

金子衆院議員、大島紬で登院

 

 第196回通常国会が召集された22日、和装で登院した和装振興議員連盟の国会議員が、国会議事堂内の広間で記念撮影を行った。同議連に所属する自民党の金子万寿夫衆院議員=鹿児島2区=は、今年を「奄振法の延長を実現させる年」と位置づけ。地元自治体などと連携し、奄振交付金に設けられる「チャレンジ枠」などに官民一体で取り組んで持続可能な振興策を実現してもらいたいとした。

 同議員連盟の撮影会は、日本人の倫理観を再確認し、国政にあたる気持ちの醸成と和装振興を目的に、国会へ和装での登院を呼びかけるもの。同党の保岡興治元衆院議員が大島紬を着用して登院したことをきっかけに同議連が発足され、毎年通常国会の開会式に合わせて実施しているという。

 雪のため室内で行われた撮影会に参加した金子議員は今年の国政動向について、「新年度予算の早期成立を実現して、安倍政権の経済政策を前進させていく。様々な課題があるかもしれないが、いろんな議論に参加していきたい」と抱負を語った。

 奄美関連については、「奄美は世界自然遺産を実現し、年度末に期限切れとなる奄振法は延長含みの予算を勝ち取りたい。奄振交付金のチャレンジ枠は、新しいアイデアを出してもらい人口減少に歯止めかけ持続可能な振興策を実現してもらいたい。チャレンジ枠の新たな観光産業や観光メニューなどは、官民一体となって取り組むが民が主役となるべき」と述べた。