サクラツツジ」満開

 西康範さんが三太郎峠で撮影した「サクラツツジ」

三太郎峠 歩こう会参加者和ます

 

 奄美市住用町の三太郎峠で「サクラツツジ」が満開となっている。日曜だった28日には第21回三太郎峠歩こう会が開かれたが、淡紅白色の清楚な色彩が参加者を和ませた。

 満開に咲き誇っている様子を前日の27日、同峠で西康範さんが撮影した。西さんは「歩こう会参加者は、咲き誇ったサクラツツジが楽しめるでしょう」と語っていた。

 『琉球弧野山の花』(片野田逸朗さん著)によると、サクラツツジはツツジ科で、低地~山地の林縁に生える常緑低木。四国(高知県)、九州(佐賀県・鹿児島県)以南に分布する。樹幹は凹凸が激しい。花は枝先に2~3個束生し、花冠は淡紅白色で上側内面に濃色の斑点があり、径約4㌢。西さん撮影の写真で花の特徴を観察することができる。

 花の時期は1月~3月ごろ。奄美地方には低温に関する警戒情報が出ているが、野山の彩りがぬくもりを与えそう。