敬天愛人の会総会

敬天愛人の会総会

あいさつする、西郷隆盛敬天愛人の会・平山徳廣会長

出席者に感謝の言葉などを述べる、西郷吉太郎さん

「西郷どん」放送で熱気
25周年記念誌作成など報告

 【東京】「西郷隆盛敬天愛人の会」(平山徳廣会長)は1月28日、千代田区のアルカディア市ヶ谷で2018年度総会を開いた。会には約70人が出席、西郷隆盛公の教えを胸に歓談が交わされたが、今回はNHK大河ドラマ「西郷(せご)どん」が放送される中での開催。例年より熱気にあふれるものとなった。

 「敬天愛人の教え」唱和に続いてあいさつに立った平山会長は「今年は西郷どんも始まりました。鹿児島へぜひおいでください。今回は山形の荘内南洲会の水野貞吉理事長もスペシャルゲストとしてお越しいただきました。また、昨年25周年を迎えましたので、3月をめどに記念誌を作成する予定です」と晴れやかな表情で出席者に語り掛けた。

 来賓の紹介のあと事業報告、会計報告、2018年度役員体制が滞りなく発表された。来賓代表として公益社団法人・三州倶楽部の本田勝彦会長は「鹿児島から中学3年に上京した際には、『敬天愛人を修業しろ』と言われた。上野高校に西郷さんの銅像をながめながら通学したものです」とあいさつ。ほか来賓として、関東鹿児島県人会連合会・加治屋勇二会長、鹿児島県東京事務所・寺地浩一所長があいさつした。

 寺地所長は「西郷どんで地元は盛り上がっている。今”どんどん鹿児島”をテーマにPRをしている」と鹿児島県からの報告をした。

 第二部は懇親会。歓談が交わされる中で、西郷隆盛4代目の西郷吉太郎さんが「昨年12月に息子の隆太郎に子どもが生まれ、隆公と命名されました」と6代目の誕生を笑顔で報告した。さらに「敬天愛人の会の皆さまに支えられています」と、出席者に感謝の言葉を述べた。

 その後、歌手・鶴丸和大さんの会歌「偉人 西郷隆盛」で余興に移り、竿田美也子さん、熊谷多恵子さんら郷土にゆかりのある歌手が歌い上げ、東京奄美会女性部有志による、おはら会踊りなどが披露された。最後は出席者全員での「ふるさと」の斉唱でお開きとなった。