ハーフマラソンは降りしきる雨の中のスタートとなった
ハーフ優勝は登山、村山
全国各地から1851人
第10回奄美観光桜マラソン(奄美大島商工会議所、あまみ商工会共催)が4日、奄美市笠利町の太陽が丘総合運動公園陸上競技場を発着点に開催された。合計で1851人がエントリー。雨天の開催となったが、参加者は桜並木やサトウキビ畑、眼前に広がる海など同大会が誇る景色を楽しみながら走った。ハーフマラソンの男子は登山幸一(21)=奄美市名瀬=、女子は村山裕美(41)=奄美市笠利町=が優勝をつかんだ。
コースは3・5㌔、5㌔、10㌔の「さとうきびコース」、15・5㌔の「花見コース」、21・0975㌔のハーフマラソンの5種。開会式で、大会会長を務めた奄美大島商工会議所の谷芳成会頭は「本大会は今回で10回目の節目を迎える。ここまで来られたのは関係者や参加者のおかげ」と感謝を述べた後、「豊かな大自然と触れ合っていただき、大会後には郷土料理、郷土芸能などで、奄美の全てを楽しんでもらいたい」とあいさつした。
午前10時半のハーフマラソンを皮切りに各コースのレースがスタート。沿道ではチヂン(太鼓)をたたいての応援もあったほか、給水所ではボランティアがフルーツや黒糖などを振る舞った。3・5㌔の部には親子連れも多く参加。家族や友人同士で、手をつなぎゴールする微笑ましい光景も見られた。