タナカアツシさんCD発売ライブ

詰め掛けた観客の前で熱唱するタナカアツシさん


映画の中でのエピソードを語る有森也実さん、映画「いぬむこいり」は3月3日から4週間、恵比寿の東京都写真美術館ホールで上映される


Theワレンキャ、指宿桃子さんらと熱いステージを演じるタナカアツシさん

「大島エレジー」など熱唱
女優の有森也美さんも駆け付け祝う

 【東京】奄美三世のシンガソングライターで唄者でもあるタナカアツシさんが1日、港区のライブハウス「月見ル君想フ」で「大島エレジー」発売ライブを行った。会場にはたくさんの人たちが駆け付けたほか、女優の有森也実さんもゲストに訪れCD発売を祝った。

 「大島エレジー」は、奄美あるあるを昭和ムード歌謡にしたものでタナカさん自身の作詞作曲。CDは初のソロシングルで、「夜を越えて」をカップリングしている。

 その発売を祝うように、雪模様の悪天候にも会場は80人であふれた。奈良大介さん、指宿桃子さんといった唄の仲間たち、Theワレンキャのメンバーらも記念のステージに立ち共に、激しいビート、踊り、歌を披露。会場をさらに熱気で充満させていた。

 タナカさんが劇中歌を作り、三味線指導で関わった映画「いぬむこいり」に出演した女優の有森さんは、同作品の片嶋一貴監督、佐東賢一・音楽プロデューサーとタナカさんでトーク。有森さんは「タナカさんの切なくて悲しい三味線の音色は忘れられません。ぜひアルバム制作を期待しています」と語った。

 また、この日、スペシャルゲストとして予定されていた朝崎郁恵さんはインフルエンザで欠席となったが「息子のようなタナカアツシのCDを応援してほしい」とのメッセージが届けられた。ライブは時間とともにさらにヒートアップしたところで、「大島エレジー」の独特のイントロと共にタナカさんが熱唱。でもでもダンサーズとのバージョンもあった。

 また、「奄美のイマジンです」との説明で「夜を越えて」を歌い上げた。熱いライブを終えたタナカさんは、「いろいろな方や仲間のミュージシャンに支えられて本公演が開催されることになり、平日の悪天候にもかかわらず盛会のうちに終えることができたことは、ただただ『みなさんに感謝』しかありません」。

 感無量でライブを終えたタナカさんは、14日に「渋谷JZ Brat」の吉俣良&朝崎郁恵ライブに師匠のサポートで参加。17日には「経堂ハウス」でマブリとして、18日には「とくの島観光・物産フェア」の代々木公園野外音楽ステージにTheワレンキャとして参加、大島エレジーを歌う。