日大バドミントン部が来島

初の奄美合宿を行う日本大学バドミントン部女子チーム

栂野尾さんの縁で実現
初合宿、新シーズンへ基礎練習

 日本大学バドミントン部女子の選手・スタッフら総勢14人が8日、合宿のため空路奄美入りし奄美市笠利町の奄美空港で歓迎セレモニーが行われた。初めての合宿で新シーズンに向けて同市名瀬の名瀬総合運動公園体育館などで体力づくりを図る。合宿は14日まで。

 同部は昨年、関東大学リーグ2部で2度目の優勝を果たした。1部と2部の入れ替え戦に出場したが、惜しくも1部昇格とはならなかった。

 奄美観光大使で元ヨネックスバドミントン女子の監督の栂野尾=とがのお=昌一さんが、同部の臨時コーチの縁で初の奄美合宿が実現。栂野尾さんは、バドミントン韓国代表チームの合宿などでも過去に複数回来島している。

 到着ロビーでは、奄美スポーツアイランド協会や、宿泊先ホテル関係者などが横断幕でメンバーを出迎え黒糖入りの首飾り(レイ)をかけて歓迎。選手たちはロビーの一角に整列し、セレモニーに参加した。

 同協会の森山直樹会長が「初めての奄美合宿入りを歓迎します。期間中に精一杯サポートさせていただく。十分に練習を積んで新しいシーズンでの活躍を祈ります」などとあいさつした。

 同部の柳谷辰哉監督(53)は、「今年は何とか1部に上がりたい。盛大なセレモニーを受けてもっと頑張らないとならないとの意を強くした」と語った。奄美合宿について、「温暖な気候。バドミントンの盛んな地域で、練習環境も良い。基礎的な練習などで4月の新シーズンに向けた体力づくりなど行う」と話した。

 同部の合宿は、日曜日は龍郷町のりゅうゆう館アリーナで、それ以外は名瀬総合運動公園体育館で実施。10日から12日にかけては、県代表の鹿児島女子高校バドミントン部も合宿に参加して汗を流す予定。また10日は、名瀬総合体育館で島内の中学生、高校生、一般などの競技者を対象にした講習会が午後6時~同8時に実施される。

 また、この日午前中には徳島陸上競技協会の円盤投げの選手4人が初の奄美合宿入りを果たした。