体幹トレーニング講習会

体幹トレーニングを指導する木場克己氏(中央)=沖永良部高校=

「ケガ予防にも取り入れて」
プロトレーナー来島 沖永良部高校

 【沖永良部】体幹トレーニング講習会が12日、沖永良部高校であった。講師を務めたプロトレーナーの木場克己氏(曽於市出身)が、体幹を意識したトレーニングの仕方を指導し「ケガの予防やパフォーマンスアップのためにも体幹トレーニングを取り入れてほしい」と呼び掛けた。

 同校教育振興事業の一環で、高校生や島内の中学生、指導者らが対象。約200人が参加した。

 木場氏は「体幹でブレない体づくり」をテーマに講演。日本代表のサッカー選手や競泳選手らを指導している映像を見せながら「体の外側と内側の両方の筋肉を鍛えることが大事」「片足で着地した時に、体幹が弱いと上半身がブレてしまい膝のケガにつながる」などと述べた。

 参加者は、木場氏のアドバイスを受けながら体幹トレーニングに挑戦。2人1組での基礎トレーニングやチューブを使ったトレーニングに汗を流した。

 沖高1年で陸上部の中山美咲さん(16)は「フォームの軸がずれないためにも体幹が重要だと改めて思った」。同校2年で野球部の西琉駆さん(17)は「チューブを使ったトレーニングの後は、体がスムーズに動いた。自分でも体幹が弱いと感じていたし、大会も近いのでしっかり体幹を鍛えて臨みたい」と話した。

 木場氏は「姿勢を普段から意識することが体幹トレーニングのポイントになる。習慣になるまでトレーニングを続けてほしい」と語った。