インドの幅広い魅力を語ったインド政府観光局東アジア地区総局のセングプタ次長
シルク文化共通「大島紬も素晴らしい」 インド観光局
インド政府観光局は12日、奄美市名瀬の集宴会場でインド観光をPRするイベントを開いた。同観光局東アジア地区総局のビデーシャ・セングプタ次長によるインドの魅力を紹介する講演があった後、懇親会もあり、集まった約50人は遠い異国に思いをはせた。
同観光局は東京銀座に拠点を置き、訪インド日本人観光客を増加させるために各地でセミナーやイベントを年間15~20回程度実施。奄美大島でのイベント開催は初めてだという。
訪インド日本人観光客は年間20万人以上。セングプタ次長は「インドは広く、幅広い楽しみ方ができるので、季節や状態を選ばずとも、どの年齢の人でも楽しめる」と冒頭で魅力を解説した。
その後、ブッダが亡くなったというクシナガラや、山を削って作られたアジェンタなどのユネスコの世界文化遺産に指定されている建造物などを紹介。これらも含め、インドには合計で36カ所のユネスコ世界遺産があることなどにも触れた。野生生物が多くみられる自然やヨガや、アユールベーダなどのインド特有の文化の説明もあり、参加者らはインド観光への関心を高めた。
奄美を始めて訪れたというセングプタ次長は「シルク文化はインドにもあるが、大島紬も素晴らしい」と称賛し、「世界自然遺産の候補地だとは知らずに来たが、十分にその価値のある場所」と評価した。