「あんぜん・あんしん甲子園」の表彰式が行われ、受賞校の代表生徒らが表彰状を受け取った
奄美署が管内中学・高校の自転車盗難防止取り組み状況や交通ルールの順守度合いなどを評価するコンテスト「奄美あんぜん・あんしん甲子園」の閉会式が26日、奄美市名瀬の同署で開かれた。成績優勝校の表彰があり、重点校では奄美市名瀬の金久中学校、準重点校では大島北高が優勝を果たした。
同コンテストは防犯意識の向上と交通ルール順守の精神をはぐくむ目的で同署が主催。管内中高生の自転車盗難被害が多く発生し、交通マナーの悪化が見られた2011年に開始された。第6回となった今回は、同署管内から中学4校、高校3校が参加。昨年5月末に開幕し、今年1月末までを評価期間としていた。
参加校は奄美、大島、大島北の3高校と朝日、金久、小宿、名瀬の4中学。参加校を学校のある地域の盗難発生状況に従い、4校を重点校、3校を準重点校に分類し、評価した。
閉会式には受賞校の代表生徒らなど約20人が参加。大川隆則署長が「中高生が被害にあう自転車盗難や事故などは長い目で見れば、減少してきているが、今後もますます意識を高めなければならない。先祖からから受け継がれてきた安全・安心を担うのは次の世代の皆さんだ」とあいさつ。重点校優勝の金久中2年生で、生徒会生活部長の城川風磨君(14)は「これからも規則を守り、自転車に乗る際にはヘルメットを着用したいと思う」と話した。
17年の同署管内では自転車盗難が36件発生しており、うち13件は中高生が被害にあったもの。また、13件中12件が無施錠であったという。
参加校の準優勝以下は次の通り。
【重点校】②名瀬中③奄美高▽努力賞 大島高校
【準重点校】②朝日中③小宿中