恒例の「高文祭」にぎわう

恒例の「高文祭」にぎわう

高校の卒業記念に卒業生などが歌やダンスのパフォーマンスを披露した

歌やダンスのパフォーマンス
14組の卒業生など出演

 今春、奄美大島の高校を卒業した生徒などがパフォーマンスを披露する、第13回「高文祭」が18日、奄美市名瀬のライブハウスASIVIで行われた。ダンスやバンド演奏などの多彩な演目で来場した高校生や保護者などを魅了した。

 高文祭は、「高校卒業後、学校の垣根を超えたイベントを開きたい」と2006年から開催。卒業生で実行委員会を組織して毎年継続して開かれ、先輩から後輩に引き継がれて今回で13回目を数える。

 高文祭に大島北高、奄美高、大島高の生徒たち14組(うち5組が初出演)が出演。ヒップホップダンス、フラダンスなどの演目が披露されると、会場も徐々にヒートアップ。

 実行委員会委員長の奄美高3年・沖島奈朋さんは、同じクラスの山下亜美さんとのユニット「margaret」でアコースティックギターと歌で出演。沖島さんは、「実行委員として、いろんな人たちと話すのが大変だった」と振り返り、「先輩方から引き継いだ高文祭を、後輩たちにも続けてもらいたい」と話した。山下さんは「また2人でステージに立てるよう成長したい」と抱負を述べた。

 大島高校の三つのバンドから1年生のメンバーが集まった「一週間フレンズ」は初出場。観客をスタンディングさせて、先輩顔負けの舞台度胸で客席からの歌声を呼び掛けるなどして盛り上げた。高文祭を鑑賞していた大島高1年・男子生徒は、「同級生が出るので、応援に来た。予想の10倍ぐらい良かった。今後も応援したい」と感想を話した。