喜界高校・新校舎

このほど新校舎が完成した喜界高校

外観をはじめ、校内にも至るところに自然豊かな喜界島を意識した優しい造りが盛り込まれている

夢追う学び舎が完成
「自然豊かな喜界島」反映

 喜界高校(盛初弘校長)の校舎改築工事がこのほど完了した。引っ越しなども一段落し、在校生らは気持ちも新たに通学。4月には新入生も迎えるが、関係者一同で校舎完成を喜ぶとともに、新たな学び舎で生徒一人一人が夢に向かって送る学校生活の充実にも期待がかかる。

 新校舎は鉄筋コンクリート造3階建て。建物の外観、施設内含む至るところに、「自然豊かな喜界島」を意識した造りも特徴。校舎周辺のガジュマルの緑、空、海が映えるよう白い外壁を基調に、一部には生徒のさわやかさを表現したブルー系の色を採用した。

 校舎内に足を踏み入れると、玄関部分の空間には茶色(ガジュマル)、白(波)、灰色(砂浜)などを取り入れているほか、昇降口のトップライト(天窓)は周辺部分を学校の校旗色のグリーンにし、木洩れ日のような優しい緑の光が入り込む造りとなっている。

 新校舎の完成について、同校の松崎浩隆教頭(50)は「築60年以上経っていた旧校舎から新しくなるのを楽しみにしていたが、木のぬくもりが感じられるなど良い建物が出来た」と喜んでいる。

 在校生についても「先週引っ越しを生徒も手伝ったが、初めて校舎に入る表情は喜び、感激している様子だった」という。

 来月には新入生も迎えるが、松崎教頭は「立派な校舎で学校生活が送れることを楽しみに。生徒それぞれ夢を持ち、夢を追いかけて、様々なことを学んでほしい」と期待していた。

 関係者によると、町民などに向けても学校を開放し、お披露目する機会が計画されているという。