修道高校(広島県)修学旅行で寄港

修道高校(広島県)修学旅行で寄港

山、海、川など奄美の自然を体験するメニューなどで奄美観光を楽しみ、島を後にする修道高校の修学旅行生ら一行

異国にいるような感覚
各体験で奄美観光楽しむ

 広島県の修道高校の修学旅行生らが29日早朝、客船の「にっぽん丸」に乗り奄美大島に寄港した。一行は下船後、希望するコースに分かれ、トレッキングやマリンレジャー、漁業体験などで奄美の観光を楽しんだ。

 同校では10年ほど前から、クルーズ船で各地を巡る修学旅行を実施。旅行日程は3泊4日で、奄美大島を寄港する旅行は5回目。27日午前に広島を出発し、前日(28日)には屋久島へも寄港したという。

 修学旅行生は、新2年生になる283人。観光関係団体などの歓迎も受けながら、同市の名瀬港観光船バースに上陸した一行は、全11種の中から、各自選択した観光メニューを体験。バスに乗ってそれぞれ各地に出発した。

 同名瀬の金作原でトレッキング、同住用町のマングローブでカヌー探索や同笠利町の海でシュノーケリングのほか、魚を釣りさばいて食べる漁業体験などで思い思いの時間を楽しんだ。

 マングローブを満喫したという乗末慶一郎さんは「奄美について知っていることはアマミノクロウサギくらいだった。実際に自然を体験して異国にいるような感覚になった。奄美の魅力をいろいろな人に知ってほしい」と話した。

 出港セレモニーもあり、唄者らが数曲の島唄を披露。船の見学に訪れていた人らも交え、最後は紙テープで一行を見送った。