東京奄美会 会長と幹事長を招待

記念のひのきのマスを手にする(左から)東京奄美会・花岡正美幹事長、東京奄美会・森眞一会長、花岡文子さん

首相観桜会、都会の自然味わう

 【東京】新宿区と渋谷区に広がる「新宿御苑」でこのほど、安倍晋三首相主催の「桜を見る会」が開催され、東京奄美会会長と同幹事長がそろって招待された。スポーツ選手や芸能人ら約1万7千人の出席者に交じって、都会のオアシスでつかの間のひとときを堪能していた。

 「当日の服装は平服で結構」。内閣総理大臣からの招待状には、そのように案内されているものの、着飾った人が目立つ。そんな中に東京奄美会・森眞一会長と花岡正美幹事長の姿があった。

 会場は大勢で大混雑し、桜も既に散り葉桜に。森会長は、「花はありませんでしたが、大変光栄な時間でした。『目に青葉山ほととぎす初鰹』(山口素堂)の句を思い出し、大都会の自然を味わいました」と語り、その日の「関西奄美会総会」へ急ぎ会場を後にした。

 また、招待状の「御夫婦おそろいにて」に合わせて花岡幹事長は、文子夫人を伴って出席。「人でごった返していましたが、呼ばれただけでもうれしいことです」。IKKOさんや、さかなクンらとも近くで接したと声を弾ませた。

 東京奄美会会長と幹事長が、偶然にも一緒に招待されるのは、きわめて異例のこと。NHK大河ドラマ「西郷どん」が放送され、この夏は世界自然遺産登録が見込まれ注目が集まる奄美群島。さらに、東京奄美会も120周年を迎える記念すべき年。抜けるような青空の下、その姿は誇らしげだった。長い歴史を誇る首相主催の「桜を見る会」だが、安倍首相としては6回目。