こいのぼり曇天に泳ぐ

曇天を泳ぐこいのぼりを眺めるため、通行人が足を止める様子も見られた(30日午前、奄美市名瀬石橋町)

GW後半は行楽日和か
名瀬新川

 奄美地区新川こどもまつり実行委員会(三島照実行委員長)は28日、5日に行われる第2回「新川こどもまつり」に向け、奄美市名瀬の新川に約300匹のこいのぼりを設置した。川沿いの道からは、色鮮やかなこいのぼりが並んで空を泳ぐ様子が見ることができる。

 こいのぼりは新川の上安勝橋から緑橋付近まで約150㍍の区間に15列にわけて設置している。学童クラブや保育園の子どもたち、介護事業所の利用者らにより作られ28日午後、同委員会員約10人によって約1時間かけて、川をまたぐように設営された。

 奄美地方の広い範囲で曇天となった30日も、灰色の空に青やピンクなどのカラフルなこいのぼりが泳ぎ、通行人の注目を集めた。しかし、青空を悠々と泳ぐ姿を見ることができるのはゴールデンウィーク終盤となりそうだ。

 気象庁の週間予報によると、1日から3日までの奄美地方は曇り時々雨。連休終盤の4~6日は晴れ時々曇りで、降水確率は10~20%。名瀬の最高気温は4日23度、5日25度、6日27度と、行楽日和が続くことが予想される。