もずく収穫 出荷作業始まる

もずくを手際よく水洗いし、出荷作業する養殖業者従業員

養殖業者「品質は良い」 奄美市笠利町

 奄美大島でもずくの収穫、出荷作業が始まっている。奄美市笠利町でもずく養殖業を営む業者(外薗哲郎代表)は、今月15日から収穫作業を始め、出荷作業に追われている。

 19日、笠利町喜瀬の出荷作業現場に行ってみると、10数人で手際よくもずくを水洗いし、計量、袋詰め作業していた。

 外薗哲人さんによると、崎原ビーチ沖など主に3カ所の海域で養殖。船に乗せた「のり刈り取り機」を使って収穫作業する。

 水洗い作業をするのは、もずくの中にいる小魚類、海の雑草、少し付いた泥などを落とすためだという。哲人さんは「今年は品質が良い。もずくの長さ、太さが良く、食べたときのプチプチ感がある」と笑顔で話した。島内外の加工業者などへ出荷している。