スウェーデンから12人訪問

観光案内所で島内の観光地について質問する一行

日本の島々人気、1年後の予約も
観光物産連「対応スムーズに」

 スウェーデンの旅行会社「Världens Resor」(世界旅行)のアイランドホッピングツアー参加者12人が21日、奄美大島に来島した。この日の早朝に名瀬新港に到着した一行は、奄美市住用町でマングローブ見物、宇検村の酒造会社見学、などを通し、奄美大島の自然や文化を満喫した。一行は22日も島内を観光し、同日夜沖縄へ経つ予定という。

 同社のアイランドホッピングツアーはスウェーデンから関西に降り立ち、瀬戸内海島々や県本土、屋久島などを経て奄美大島、沖縄の離島などを訪れるもの。奄美大島がツアーに組み込まれるのは今回が初だという。

 通訳兼ツアーガイドを務めたペレ・スィルィエドールさん(57)は「スウェーデンでは現在日本旅行が流行っている。何度も来ている人の中には、東京や京都以外の日本の島々に行きたがる人が多い」と話す。同社は来年も同様のツアーを予定しているがすでに10人を超える予約が入っているという。

 ツアーに参加したエリサベート・エリヤソンさんは「日本は2度目だが、奄美は初めて。海の色など自然の違いに感動した。マングローブカヌーをしてみたい」と笑顔を見せた。

 またツアー途中で一行が訪れた、奄美大島観光物産連盟(観光案内所)担当者は「大勢の外国人対応は初めて。全員と話せないため、もどかしさもあったが、通訳もしてくれたのでスムーズだった」と対応を振り返る。同連盟は昨年度からインバウンドを推進しており、「こうして、多くの外国人観光客が来てくれるのは良い傾向」とも話した。