11月公演成功に向け結団式

11月公演成功に向け結団式

11月公演の成功を祈念して行われた名瀬地区での結団式。久野睦子さん(右)の指導で合唱練習を開始

合唱団員110人超 ベルスーズ奄美

 「交響譚詩ベルスーズ奄美」公演(ベルスーズ奄美2018実行委員会主催)は、今年11月18日に奄美市名瀬の奄美文化センターホールである。同実行委は公演に参加できる合唱団員を募集し、各地区で合唱練習が始まった。名瀬地区では24日、AiAiひろば3階で結団式を行い、奄美公演成功を祈念し、合唱練習した。5地区からの応募者は110人を超えている。

 奄美公演は2000年12月以来、18年ぶりとなる。「ベルスーズ奄美」は、宇検村阿室出身の作曲家で、沖縄県立芸術大学名誉教授の山畑馨氏(96)が1979年に立ち上げ、島唄の唄者との合唱とオーケストラによる交響譚詩などを作曲。

 名瀬地区での結団式は午後7時開始。最初に前回の公演映像を視聴した後、山元孝子実行委員長が「奄美公演を奄美の文化遺産として若い世代に引き継いでいけたらとってもいいと思う。若い人々に負けないよう毎日明るく、はつらつと過ごして11月の本番に向けて頑張っていきましょう」とあいさつした。

 合唱指導を担当する久野睦子さんは「この公演に携わるのは初めて。皆さんと一緒にやっていくことを非常に楽しみにしている。今回のオーケストラは、プロの方々で、演奏に来てくださる。私たちも頑張って自分たちのできる範囲で目いっぱいのいいところを出していければいいなと思っている」と述べた。

 事務局によると、24日現在、名瀬地区36人、住用地区17人、笠利地区32人、龍郷地区17人、宇検地区9人の合計111人が応募した。今後、増える可能性があるとしている。事務局は「男性団員応募が少ないので勧誘してほしい」と呼び掛けた。

 合唱曲は「旅や浜宿り」「アラシャゲ」「ドンドン節」「永良部の子守唄」の4曲。

 名瀬、住用、笠利、龍郷の4地区会場で練習を重ねる。