親族らと誕生日祝う

親族らと誕生日祝う

手を上げて応える大里アキさん(中央)、長女の百合子さん(右)、孫の章仁さん(左)=和泊町=

沖永良部最高齢 大里アキさん106歳
和泊町国頭「グループホームひだまり」

 【沖永良部】沖永良部島最高齢の大里アキさんが25日、106歳の誕生日を迎え、利用する和泊町国頭字の「グループホームひだまり」でパーティーが行われた。大里さんは、ケーキに付けられたロウソクの火を吹き消し「ありがとうございます。みなさんも元気でいてください」と感謝の言葉を述べた。

 同町和字出身の大里さんは、1912(明治45)年生まれ。2009年から同施設を利用している。

 誕生日パーティーには親族や関係者ら約20人が集まった。参加者は、歩行器を使いながら歩いて登場した大里さんを拍手で迎え、「ハッピーバースデートゥーユー」を合唱した。

 ケーキは、スタッフの手作り。お祝いに駆け付けた大里さんの長女、池田百合子さん(86)と孫の章仁さん(42)の3人で、ケーキの上に灯されたろうそくを吹き消した。

 また、プレゼントとして、ひ孫から届いた写真付きメッセージが読み上げられ、施設スタッフからは昨年1年間の大里さんの活動をまとめた写真アルバムとピンクのカーディガンが贈られた。

 長女の百合子さんは「106歳になっても元気でいられるのは、施設スタッフや地域の人の温かさのおかげ。感謝している」。孫の章仁さんは「島を訪れた時は必ず祖母の様子を見に来るが、そのたびに私の方が元気をもらっている」と語った。