奄美歌謡選手権大会

奄美歌謡選手権大会

「東シナ海」を熱唱し、最優秀賞の座に輝いた長謙三さん

長さん(古仁屋)最優秀賞
32人、自慢ののど競う

第14回 奄美歌謡選手権大会(㈱セントラル楽器主催)が3日、奄美市の奄美文化センターで開かれた。奄美群島内の予選を勝ち抜いた32人がステージに立ち、自慢ののどを競い合った。エントリーナンバー1番として、最初にステージに立ち、「東シナ海」を熱唱した長謙三さん(古仁屋)が最優秀賞の座に輝いた。

奄美大島、喜界島、徳之島の3島で行われた予選には計約70人が出場。大阪などの県外からの参加者もあった。この日は老若男女1千人ほどが会場に集まり、それぞれの出場者らを拍手やハトで応援。またお気に入りの歌手が登場した際にサイリウムを振る姿なども見られた。

出場者らは「奄美の女」や「加計呂麻慕情」など、往年の新民謡から、「ワダツミの木」や「花」など、近年のポップスまで幅広いジャンルの持ち歌を披露。美しい歌声で会場を魅了し、喝采=かっさい=を浴びた。

最優秀賞以外の受賞者は次の通り(曲名、受賞者名、出身地の順・敬称略)。
 ▽優秀賞 「朝花」バーバロみずき(大阪)、「加計呂麻慕情」平美穂(笠利)▽奨励賞 「奄美月夜」永田仲麿(大和村)、「ワダツミの木」金澤美智子(長野)▽特別賞 「奄美月夜」米田力也(伊仙町)