龍郷町の「西郷どん」プロモーション実行委員会の第3回実行委員会が開かれた
NHK大河ドラマ「西郷どん」の取材誘致などで、町の活性化につなげようと組織された、龍郷町の「西郷どん」プロモーション実行委員会(委員長・竹田泰典町長、委員17人)の第3回会合が6日、町役場であった。2018年度の収支予算など3議案を可決。今年度の事業計画として、西郷隆盛の子息、菊次郎役のドラマ出演者を迎えたトークショー、菊次郎氏が庁長を務めたことでもゆかりある台湾の宜蘭市表敬などを予定している。
17年度事業を報告。▽ドラマ番組展開催事業(りゅうがく館で番組展開催)▽大河ドラマロケ地誘致活動事業(3月13~19日奄美大島でロケが行われ、町の手広海岸、赤尾木東海岸でロケ)▽PR事業(のぼり旗、観光客向けパンフレット5千部など製作)など。
18年度収支予算は、収入支出それぞれ1235万円。支出区分の主な事業計画では、明治維新150周年記念事業、町出身の西郷菊次郎氏を顕彰する記念シンポジウムの開催(8月19日)ほか、菊次郎が初代知事を務めた、台湾宜蘭県・宜蘭市との交流事業(同市長を表敬・町長以下役場、商工会から計11人が渡航予定)。
また、大河ドラマ放送記念事業では、ドラマでの菊次郎役の出演者を招いたトークショー開催などを計画(時期など詳細は未定)している。
西郷第二の潜居地(西郷菊次郎生誕の地)の整備方針案について今後の方向性などを協議。県の「魅力ある観光地づくり事業」(2018~20年度)で実施する整備区域と別に、隣接区域は町が整備する計画となっている。
整備された後の維持管理・運営のコスト面などを踏まえ、協議を重ねる必要があり、委員をグループに分け、次回それぞれ統一した意見を持ち寄ることを申し合わせた。今年度内に、整備方針決定を目指すとしている。