古仁屋・あみあみ倶楽部

古仁屋あみあみ倶楽部員らがビニールひもを使って作ったバッグなどが販売された

「交流の輪広がれば」
手作りきっかけに商店街活性化へ

 瀬戸内町古仁屋を拠点に手作りや編み物を行う「古仁屋あみあみ倶楽部」は23日、同町古仁屋の丸山文具店で会員の作った手作りバッグを販売するサンプルセールを行った。同店の小川博子さん(54)は近隣店舗にも、声をかけ、 “古仁屋本通り”の6店舗でそれぞれセールやイベントを同時開催。多くの買い物客でにぎわいを見せた。

 同サークルは昨年3月、東京から同町手安に移住してきた永井美和子さん(54)が講師を務め、同年9月から同文具店で活動を開始。30代から80代と幅広い年齢層の会員約20人が週に1度集まり、ビニールひもを使ったバッグなどの編み物を作成している。

 永井さんは「ビニールひもで作っているが、誰が作っても誰が使っても素敵なもの」とバッグを評価。活動については「アミ(AMI)はフランス語で友だち。編み物や手作りを通し、地域の人たちの交流の輪が広がれば」と期待を込めた。

 永井さんの友人として場所を提供している小川さんは「文具屋でビニールひもも仕入れるので教室をするにはちょうど良い。本通りが活気づけばと思い、近くの店にも声掛けした」と笑顔を見せた。

 この日は同店に色とりどりの手作りバッグが並んだほか、近隣の花屋ではフリーマーケット、ケーキ屋ではセールが行われるなどし、通りはにぎわいを見せた。同店を訪れた同部員の?成美さん(50)は「仕事の事務用品を買う際に紹介してもらった。今ではバッグ作りにはまってしまった。いろんな人とのつながりも増えてよかった」と話した。

 あみあみ倶楽部に関する問い合わせは☎0997―72―0218(丸山文具店)まで。