100回大会に名を刻む

抽選で引いた番号札を読み上げる古仁屋・永井主将

高校野球県大会
抽選会、組合せ決定

 【鹿児島】第100回全国高校野球選手権記念鹿児島県大会の組み合わせ抽選会が23日、鹿児島市の鶴丸高校文化館であった。

 今大会の出場校は3つの連合チームを含む70チーム77校。大会は7月7日に鹿児島市の県立鴨池球場(雨天時は鴨池ドーム)で開会式があり、県立、鴨池市民の両球場で23日まで(※雨天順延、準決勝前日は休養日)夏の甲子園を目指した熱戦を繰り広げる。開会式の選手宣誓は川薩清修館の新改優斗主将が務める。100回の記念大会ということで、大会初日は74年夏の甲子園ベスト4入りした鹿児島実OBの定岡正二さん、尾堂栄一さんバッテリー、決勝戦は志布志3年の女子部員・西川真紀さんが始球式をする。

 抽選会では参加校の投票でシード校が選出され鹿実、れいめい、樟南、神村学園、川内、鹿屋中央、尚志館、国分中央の8校がシードとなった。このあと残りチームが抽選し、対戦カードが決まった。

 飛び抜けた実績があり、優勝候補筆頭に挙げられそうなチームが見当たらず、優勝争いは混戦になりそう。NHK旗を制した鹿実、春の覇者・れいめい、春の九州8強の樟南、昨夏秋を制した神村などが軸になる。奄美勢も意地をみせたい。

 奄美からは喜界、大島、奄美、古仁屋、徳之島、樟南二、沖永良部、与論の8校が出場する。抽選会には熊毛大島地区の学校も主将が多数参加。「自分の右手で抽選を引きたかった」樟南二の徳田健伸主将は鹿児島第一との初戦を引き当てた。「楽しみです。一戦必勝で臨む」と気合を入れた。徳之島は鶴翔と初戦で当たる。太良優伸主将は「秋、春と負けて悔しい思いをしてきた。100回大会に徳之島の名前を刻みたい」と意気込みを語っていた。

 奄美勢の初戦の組み合わせは次の通り。

 与論―錦江湾(7日、県立第2試合)▽鹿児島第一―樟南二(9日、市民第1試合)奄美―鹿児島城西(9日、県立第2試合)▽鹿児島修学館―古仁屋(9日、市民第3試合)▽大島―与論、錦江湾の勝者(10日、市民第2試合)▽武岡台―喜界(10日、県立第3試合)▽沖永良部―蒲生(11日、県立第3試合)▽徳之島―鶴翔(12日、市民第2試合)

(政純一郎)