島口島唄の祭典

幅広い世代の熱演を楽しみ、島口島唄の価値を再認識し合った=24日、徳之島町

島の心を見直そう
多世代の9組が熱演 徳之島町

  【徳之島】町制施行60周年記念・第33回徳之島町「島口島唄の祭典」(町教育委員会など主催)は24日、「シマグチよ甦=よみがえ=れ 島の心を見直そう」をスローガンに町生涯学習センターであった。幅広い世代の計9組の島口語りや島唄三味線演奏を楽しみ、地域文化の価値を再認識し合った。

 地域住民約2百人が来場。開会式では秋武喜一郎教育長らも島口を駆使して「大切な島口や島唄など地域の文化を守ろう」などとアピール。発表は、亀津中区のベテラン唄者白山福栄さん(85)の「徳之島節」と「二上節」で始まった。

 島口語り「昔ながらの島一番と島の宝」(花徳・政岡良治さん)や、民謡民舞少年少女全国大会の元中学生日本一・澤愛香さん(大原)、作城柘哉くん(亀津小六年)・那奈子さん(同4年)兄妹の島口語りと歌「ウギ節」「亀津音頭」など幅広い世代が競演。おなじみの島口漫談家・東三彦さん(亀津)も「島口落語」で爆笑を誘うなど観客を楽しませた。