式典のオープニングセレモニーとして関係者らがテープカットを行った
新拠点の完成祝う 瀬戸内町
瀬戸内町古仁屋の中央公民館跡地に建設された「瀬戸内きゅら島交流館」の落成式・祝賀会が26日、同館であった。式典には鎌田愛人町長、町議、来賓、関係者ら約200人が参加し、新たな観光・防災・地域コミュニティの拠点を祝った。
式典前にオープニングセレモニーとしてテープカットがあり、正面玄関前でテープカットを実施。鎌田町長のほか、松本俊一県大島支庁長、金子万寿夫衆院議員などが参加し、来場者の視線が集まる中で行われた。
式典内で鎌田町長は同交流館を、「交流拠点施設として、観光のみならず、防災や地域コミュニティ、文化振興に大きく寄与するものと確信している」とし、「観光客と地域住民の交流を深めることで、リピーターを作り、地域経済の活性化が図られる」などと、施設の活用と見込まれる効果を語った。
このほか、来賓による祝辞、工事経過報告としての映像の上映、施工業者代表らへの感謝状贈呈などがあった。式典終了後には祝賀会があり、同町の唄者・永井しずのさんの祝唄や各種余興などで参加者を楽しませた。
同施設は社会資本整備総合交付金事業の休憩施設として整備されたもの。総事業費は6億4千万円。休憩施設を兼ねた大ホールや24時間利用可能なトイレなど、道路利用者も利用しやすい施設を整備。また、災害時の避難場所としては130人の受け入れを想定し、すでに150人分の食料などを備蓄している。