資料写真(みらい創りラボでの17年度徳之島町プログラミング事業風景)=町企画課提供
【徳之島】総務省が公募した2018年度「地域におけるIoTの学びの推進事業」実証事業で、徳之島町を含む4団体で構成する鹿児島県ICTクラブ協議会(代表団体・ライフイズテック㈱)提案の「離島・本土連携による地域の特徴を生かしたプログラミング教育~鹿児島県徳之島町・霧島市での地域ICTクラブ自走化事業~」が、採択候補(全国19件)に決定した。
同IoT(モノのインターネット経由通信)の学びの推進事業は、地域で自立的・継続的・発展的に児童生徒や地域住民(社会人・障がい児者・高齢者含む)がモノづくりやデザイン、ロボット操作、ゲーム、音楽などを楽しく学習。プログラミングなどICT(情報通信技術)・IoTに関し、世代を超えて知識・経験を共有する仕組みの「地域ICTクラブ」を構築・展開するのが目的。全国から計86件の応募があり、本県では唯一の採用候補となった。
県ICTクラブ協議会提案の同事業は、離島である徳之島町と本土地域の霧島市が連携。各地域コミュニティの特徴を生かした地域ICTクラブの自走化・活性化モデルの構築・検証を推進。具体的には、両市町に地域ICTクラブを設置して両地域でメンター(指導者)を育成し、小中学生向け講座を並行して開催。オンラインコミュニティ活用などで両クラブの活動の連携も図る。
予定の学習テーマは「自らが住む地域を紹介するホームページ」の作成。小中学生がプログラミングの基礎、ウェブデザインなどを学んだ上で、地域の課題を考え、簡単なホームページ作成まで挑戦する。徳之島町サイドの主活動場所は「みらい創りラボ」(同町井之川)。受講対象は町内小学5年生~中学3年生の約15人という。
問い合わせは徳之島町役場企画課(電話0997‐82‐1111〈竹原さん〉。