奄美市農業研修生

奄美市農業研修生

奄美市農業研修生修了式入所式があった。17年度研修生に修了証書が贈られた

担い手として活躍期待
2人に修了証書、2人が入所

 奄美市農業研修生修了式と入所式が5日、市役所会議室であった。1年間、農業技術などを学んだ2人の修了生に証書が渡され、農業の担い手として今後の活躍が期待されたほか、2018年度研修生の入所式もあり、2人の研修生が就農に向けて意欲を新たにした。

 式で朝山毅市長は「研修の経験、学んだ技術を生かし、農業に真摯に取り組まれることを願う。奄美の農業のけん引者として頑張ってもらいたい」と激励。修了生2人に証書を手渡した。

 これからパッションフルーツの露地栽培を行っていくという山田博之さん(47)は、関係者へ感謝を伝え「息の長い農業をしたい」と抱負。サトウキビ栽培を予定している野崎淳一郎さん(44)も「サトウキビ農業を盛り上げていきたい」などと決意を語った。

 入所式も同時開催された。Iターン者の田中幹雄さん(40)は、タンカン、パッションフルーツ、マンゴー栽培に意欲を示し「島外の人を中心に販売したい。奄美大島のこともPRできたら」。武井悠起さん(33)は「自信をもって就農できるようしっかり学びたい」と話した。

 式には、県大島支庁、市の担当者、公益財団法人奄美市農業研修センターの関係者らも出席し、修了生・入所生のこれからの活躍に期待を寄せた。入所生2人は、農業研修センターで1年間、農業技術の研さんを積む。