理科の実験では、みんな変化の行方を興味津々に眺めた
大切な進路見据える
奄美市名瀬の大島高校(竹井俊久校長、758人)は30日、進学を目指す中学生を対象に同校をより深く知る機会にしようと「2018年度中学生の一日体験入学」を同校和親館3階多目的ホールで行った。奄美群島内各校から306人の生徒や保護者が参加し、同校の授業などを実際に体験。部活動や施設見学では先輩たちのアドバイスなども参考に、将来の大切な進路を見据えた。
あいさつで竹井校長は、同校の特徴として進学・就職などに向けた学力向上や文武両道、生徒の人権意識の高さなど五つのポイントを挙げ同校をアピール。「学校の選択肢もいろいろあるが、職員も施設も含め体制は整っている。ぜひ4月に会いたい」と笑顔で訴えた。
同ホールに集まった生徒たちは、同校の概要や先輩の声を収めたDVDを鑑賞。生徒会長からは「私たちの学校に来ていただき一緒に頑張りましょう」とエールを受けた。
体験授業では、各教室に移動し、国語・社会・数学・理科・英語それぞれの希望の授業を受講。英語では、英会話を通したビンゴゲーム、社会では地図を使って魚の漁獲なども勉強、理科ではナトリウムが黒い炎をつくる実験など、生徒たちは自分たちの未来を重ねながら、にぎやかに授業を楽しんだ。
英語の授業に参加した朝日中の榮美衣菜さんは「グループワーク中心で楽しくできた。空調設備もあり快適。今後は苦手科目を克服し進学先を考えたい」と笑顔で話した。
この後希望者は、部活動や施設等も見学して回った。