神戸市灘区の「さくら園六甲道保育園」を利用する園児や児童らが大和村の高齢者と交流。一緒に手遊び歌を楽しんだ
神戸市さくら園六甲道保育園
大和村で 手遊び歌など楽しむ
神戸市灘区の「さくら園六甲道保育園」を利用する児童らが30日から奄美大島に滞在しており31日、大和村の高齢者と交流した。歌やダンスを可愛く披露したほか、シマ唄に合わせて一緒に踊りも楽しむなど親睦を深め合った。
奄美の自然や文化の体験を目的に滞在は今回で2度目。同保育園の園児、学童保育を利用する児童合わせ12人ほか、保護者など計21人が来島。初日は、龍郷町のサンサン保育園を訪れて交流したり、機おりなどを体験。そのほか、海などの自然に触れ過ごした。
奄美出身の牧野親美園長の提案をきっかけに昨年初めて実施。保育園を運営する㈱さくらの上田亜也子代表と牧野園長は「今年も子どもたちの強い希望で実現した。自然に触れ、きれいな気持ちを持って、互いを思いやる行動ができるようになってほしい」と話した。
同村戸円の老人福祉センターで、村社会福祉協議会のデイサービス利用者13人と交流。あいさつ代わりに、一緒に手遊び歌を楽しむと、園児によるダンス披露のほか、高齢者のシマ唄に合わせ、みんなで踊るなどして親睦を深め合った。
園児児童らの可愛いダンスに笑顔がこぼれ、プレゼントされた手作りの紙メダルに高齢者たちは、にこやかな表情を浮かべていた。
小学校4年の小野彩音さん(9)は「高齢者のみなさんが楽しそうにしているのがうれしくて、自分も踊って楽しかった。これからも奄美の色々な人と交流し、奄美のことを知りたい」と笑顔で語った。一行は兵庫へ2日に戻る予定。