相譲らぬ攻防の末に延長戦にもつれ込んだ徳之島―大島の決勝戦＝28日、徳之島町健康の森公園野球場
２０１８年度秋季大島地区高等学校野球大会は28日、徳之島町の徳和瀬球場で決勝があり、大島と徳之島が激突。徳之島が延長十回まで続いた接戦を６―５で勝利し、優勝を飾った。１年生大会の決勝戦も行われ、大島が７―０で徳之島を下し優勝した。
大島は三回表１点先制、四回同の２加点で突き放したかに見えたが、徳之島は同回裏に一挙同点に持ち込みムードを取り戻す。逆転に次ぐ逆転の相譲らぬ攻防の５―５同点のまま延長戦へ。徳之島は延長十回裏、死球出塁や送りバント成功、後続の安打などで２死満塁の絶好機をつくると、６番中村の右前適時打でサヨナラ勝ちを収めた。
徳之島高校を率いた吉田公一監督は、伝統の一戦とも言える大島との試合を「大会の一番の山場」とみて、「切磋琢磨する相手として、中盤で体力、気力が切れることないよう、勝ち切る試合を」という気概で臨んだ。延長の末つかんだサヨナラ勝ちについて、「粘り強い勝負を見せてくれた。ビッグイニングを与えず、しっかりと我慢した後チャンスをものにすることが出来ていた」と話す。県大会では「上位進出を目指す」とも語った。
【秋季地区大会】
◇決勝
大島
００１２１１００００ ５
０００３２００００１ ６
徳之島
【大】稲井、川井、岡村、松浦、藤江―今里、藤本
【徳】實、宮―元田
▽２塁打 元田、上木(徳)、松野(大)
(大)
4012５５７０３０３12
打安点振球犠盗併失残
36８６４10４２２１15
(徳)
◇
【１年生大会】
◇決勝
大島
２０１０１００１２ ７
０００００００００ ０
徳之島
【大】竹、藤崎―藤本
【徳】野中、須川、森―元田
▽３塁打 丸田晴、藤崎、藤本(大)▽２塁打丸田宗(大)、太良(徳)