徳之島色に染める

伝統芸能などパワフルなステージで徳之島の感動や笑いを届けた

奄美パークシマジマだより
伝統芸能などステージ披露

 奄美市笠利町の県奄美パークは1日、奄美群島各島の伝統芸能などに触れて交流を図る「奄美パーク夏まつり・シマジマだより~徳之島~」を同屋内イベント広場で行った。今回は、3年ぶりとなる徳之島を焦点に、同島3町から6団体・約70人が出場し、物産の即売会なども実施。歌やダンス、ミュージカルなど、地域で育んできた芸能を披露し、パワフルなステージで徳之島の感動や笑いを届けた。

 ステージでは、「治井島唄教室」(徳之島)4人による元気な島唄で幕開け。中直美さん率いる「ダンスコア伊仙教室」(伊仙)は名瀬教室とコラボし、ヒップホップ曲に乗せてダンスを演舞した。

 「亀津浜おどり保存会」(徳之島)は、地域が紡ぐ伝統芸能・浜踊りを輪になり豪快に披露。自称100歳という設定の「基山メチャばあ」(伊仙)は、歌謡曲をバックにコミカルな演技で会場を笑わせた。

 中高生による島口方言ミュージカル「結シアター手舞」(天城)は、来年3月21日の奄美公演で予定の劇を15分バージョンで演じ感動をお届け。バンドで活動する城朋仁さん(天城)は、アコースティック編成で、島のブルースなどお馴染みの曲も交え、歌を熱唱した。

 最後は、同館・宮崎緑館長や観衆も加わり、会場全体を使ってワイド節など踊りに熱狂。出演者全員参加のオールスターで、会場を徳之島色に染めた。